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和歌と国学(張永芳)本居宣長(徐均)漢詩文と漢字(劉成若)9和歌、国学、漢詩文と漢字和歌の革新時間:近世背景:中世歌学の主流であった二条派の歌人細川幽斎は、伝統を重んじる二条派の歌風を近世に伝え、これは公家を中心に広まった。具体的な状況:松永貞徳など門人、近世初期の歌壇の中心となる木下長嘯子:自由で清新戸田茂睡ー「梨本集」下河辺長流ー「万葉集管見」契沖ー「万葉代匠記」、文献学的、実証的な方法、国学成立の基礎を築いた。契沖生誕の比定地尼崎市立中央図書館南側『万葉集』の正しい解釈を求める内に、当時主流となっていた定家仮名遣いの矛盾に気づき、歴史的に正しい仮名遣いの例を『万葉集』、『日本書紀』、『古事記』、『源氏物語』などの古典から拾い、分類した『和字正濫抄』を著した。これに準拠した表記法は「契沖仮名遣」と呼ばれ、後世の歴史的仮名遣の成立に大きな影響を与えた契冲徳川光圀から委嘱を受けた『万葉代匠記』(『万葉集』注釈書。1690年)をはじめ、『厚顔抄』、『古今余材抄』、『勢語臆断』、『源註拾遺』、『百人一首改観抄』、『和字正濫抄』など数多く、その学績は実証的学問法を確立して国学の発展に寄与し古典研究史上、時代を画するものであった。国学確立時間:国学は、日本の江戸時代中期に勃興した学問である。確立過程:荷田春満賀茂真淵定義:それまでの「四書五経」をはじめとする儒教の古典や仏典の研究を中心とする学問傾向を批判し、日本独自の文化・思想、精神世界を日本の古典や古代史のなかに見出していこうとする学問である。国学者および作品、特徴荷田春満賀茂真淵村田春海加藤千蔭田安宗武古典・国史を研究して復古神道を提唱。『万葉集』『古事記』『日本書紀』や大嘗会の研究の基礎を築き、賀茂真淵・本居宣長・平田篤胤と共に国学の四大人の一人に数えられた。著述は、業半ばで倒れたため未定稿のものが多い。主な著書に『万葉集僻案抄』『春葉集』『創学校啓』『伊勢物語童子問』などがある。荷田春満像文学常識大嘗祭:天皇が即位後、,一代一度の大祭。今の勤労感謝の日。大人:江戸時代、国学者が自分の先生を指した称。